いつかは職人!整備士日記

20年以上の経験を元に特殊車両の日々修理日記です

構造を理解する事の大切さ

今日はまたまた古いダンプ修理!

S社製のスタンダードダンプ

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リンクアーム完全にイかれてます

バラバラっと分解。

ボデーの製造銘板で部品は既に到着済み

よし!交換するか!

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ん?なんかおかしい?

新しいリンクアームと古いテンションアームのピン径が違う!さらにホイストロッド径も違う!

まさか!と思いシリンダーの刻印確認。(◞‸◟)

やはりでした。中古で県外から買ってきたお客さん残念ながらボデー載せ替え車両でシリンダーそしてリンクアームが別メーカーのものが付いてます。

最悪です。既にS社の部品来てるし、ほかのS S工場から仕入たし高額なので返品きくか心配です。

特装車はこういう事がごく稀にあります。ニコイチ車とか部分的に別メーカーの部品とか。今回は今までの過信で、それは無いだろうと言う判断がミスを招いてしまいました。と言うか確率は凄く低いんですが...せめて製造銘板はとっとけよ!と言いたい。

部品の形状、そして機械の正常時の動きすべてを把握する事。経験を積めば積むほど初歩の判断ミスを犯しやすい。それは無いだろう、お客さんがヒューズは見たけど飛んで無い、などなど

初心忘れべからず。これ考えた人天才。

 

 


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